脳卒中片麻痺患者への全身振動トレーニングの骨代謝への影響を調べたそうな。
82人の慢性期脳卒中患者を2グループにわけ、
一方には通常の運動に加えて15分間の全身振動トレーニングを週に3回×8週間施行した。
血液中の骨代謝マーカー、脚の筋力、運動機能等をトレーニング前後で比較した。
次のようになった。
・全身振動トレーニングの有無、介入前後で骨代謝に違いはなかった。
・グループ間で運動機能も変わらなかった。
・全身振動グループで膝の痙縮程度が大きく改善した。
・有害事象はなかった。
全身振動トレーニングは慢性期脳卒中患者の
骨代謝や筋力、運動機能の改善にはつながらなかった。
しかし膝の痙縮緩和には良さそうなことがわかった、
というおはなし。
全身振動トレーニングがなぜ良いのかの解説ビデオ
高加速度刺激を安全に体験できるので、筋力、骨代謝、循環器系を楽に鍛えることができる、って内容。