Stroke damage in mice overcome by training that 'rewires' brain centers
2013 2月 アメリカ
より有効な脳卒中リハビリ法を探るべくネズミを使った実験をしてみたそうな。
ネズミに餌をこぼさずに握って取れるよう訓練を施したのち、
人為的に脳梗塞にして運動機能の中枢でもある一次運動野を破壊した。
もちろん餌を握れなくなったが、48時間後に再び餌を取る訓練を開始したところ、
1週間後に再び餌をこぼさずに握れるようになった。
このときの脳の働きを調べたら、内側前運動野という部位が活動していた。
さらにこの内側前運動野を梗塞にしたところ、餌を握ることができなくなった。
普段はなにをやっているのかよくわからない内側前運動野が、
一次運動野の代わりの機能を担うようになった。
脳卒中のあとは集中的なリハビリを速やかに始めた方がよいのではないか、
というおはなし。