Apathy secondary to stroke: a systematic review and meta-analysis.
2013 2月 ポルトガル
脳卒中のあとのアパシー(無気力、無感情)の頻度や予後について調べてみたそうな。
医学研究データベースから関連する論文を抽出、データ統合して再解析した結果、
次のようになった。
・1399件の論文から患者2221人を含む19件の研究を厳選した。
・アパシーの割合は36.3%だった。
・急性期もそれ以降も割合はほぼ同じだった。
・アパシーはウツよりもかなり多かった。
・アパシーになる人はやや歳を喰っていた。
・男女で差はなかった。
・アパシーがあるとウツや認知障害もついてきた。
・脳梗塞、脳出血、左脳、右脳で違いはなかった。
・脳卒中からの回復程度にアパシーの有無で差はなかった。
脳卒中のあとのアパシーはウツよりも頻繁だけれども、
予後に影響があるわけではなさそうである、
というおはなし。