Incidence and Associations of Poststroke Epilepsy: The Prospective South London Stroke Register.
2013 1月 イギリス
脳卒中のあとのてんかんについて調べたそうな。
元々てんかんのない脳卒中患者3373人について、
てんかん発作の有無を平均3.8年間追跡調査し、
発症後3ヶ月、1年、5年、10年での てんかん発生率を求めた。
次のようになった。
・6.4%(213人)の脳卒中患者がてんかんになった。
・時期別に、3ヶ月後:1.5%、1年後:3.5%、5年後:9.0%、10年後:12.4%が
てんかんになると推定できた。
・性別、人種、社会経済的状況はてんかんと関連がなかった。
・若年で入院時の神経症状が重く、脳の皮質を含む広い範囲が
損傷しているとてんかんになりやすかった。
脳卒中後のてんかんは珍しいことではなく、
急性期を脱してもそのリスクは永く持続することがわかった、
というおはなし。