Neural interface of mirror therapy in chronic stroke patients: A functional magnetic resonance imaging study.
2012 12月 インド
ミラーセラピーで脳の活動に変化があるのか 調べてみたそうな。
慢性期脳卒中患者20人と健常な10人について、
webカメラで正常な上肢をパソコンスクリーンに左右反転して映し、
それを麻痺手と想定して、
手首を動くように念じる1時間ほどの訓練を
週5日×8週間継続した。
セラピー前、8週間後、24週後の脳の働きをfMRIで観察した。
次のようになった。
・すべての患者で上肢機能が向上した。
・8週間後、病側脳の一次運動野、運動前野の活動が活発になった。
慢性期脳卒中患者へのミラーセラピーが、
ミラーニューロンシステムの働きでもある動作観察仮説を
支持するような結果を脳にもたらすことが確認できた、
というおはなし。
感想:
なぜわざわざパソコンに映しているのかがよくわからなかったが、
このときの記事↓とは結果が真逆。
ミラーセラピーが脳に働きかける説は 文字通り "幻" かも
ラマチャンドラン先生の地元インドの研究だから
ネガティブな結果が出ようはずもないけれど...