Supine sleep and positional sleep apnea after acute ischemic stroke and intracerebral hemorrhage. 2012 12月 ブラジル
睡眠時無呼吸症のある脳卒中患者は予後が良くない。
就寝中の姿勢と脳卒中の重症度との関連を調べたそうな。
急性期の脳梗塞または脳出血の66人について、
睡眠時の呼吸状態と姿勢を記録し、
睡眠時無呼吸症と脳卒中の神経症状との関連を解析した。
次のようになった。
・78.8%に睡眠時無呼吸症が見られた。
・1時間当たりの平均無呼吸回数は30回だった。
・66.7%はずっと仰向けで眠っていた。
・仰向け寝のときに無呼吸になる患者の割合は23.1%だった。
・仰向け寝の時間と神経症状の重症度との間に関連が見られた。
長い時間仰向けに寝ていた患者は神経症状が重かった。
また、仰向けになると無呼吸症になる者が4分の1に見られた。
急性期脳卒中患者を仰向けに寝かさないことが重要かもしれない、
というおはなし。