Seasonal Variation in 30-Day Mortality After Stroke: Teaching Versus Nonteaching Hospitals.
2013 1月 アメリカ
一般に、教育研究病院が研修医の採用を始める7月に
院内死亡率が上昇することが知られている。
脳梗塞患者についても同様の傾向があるのか調べたそうな。
1999-2006の健康保険記録から65歳以上280万人余りの
脳梗塞患者データを抽出し、月ごとの院内死亡率との関連を解析した。
次のようになった。
・51.7%は教育研究病院に入院していた。
・院内死亡率に季節的な変動が見られた。
・冬に高く、夏に低いという傾向が毎年見られた。
・しかし、7月に小さな死亡率のピークがみられた。
・年を経るごとに死亡率は減少したが同様の季節変動は見られた。
・この季節変動は教育目的の病院も、研修医を採らない病院も同じだった。
脳梗塞患者の院内死亡率は年々減少傾向にあるが、
1月と7月に高くなるという季節変動はいまだ存在している。
特に7月の小ピークは研修医の採用によるものとは考えにくい、
というおはなし。
感想:
今回は死亡率であって発症数ではない。
過去の記事↓を思い出した。
脳梗塞の季節がやってまいりました。 水分、すいぶん
3月の月曜、カラッとした晴天日には脳梗塞に注意
1月の憂うつな月曜日には脳卒中に注意
脳出血が増える季節 それは...