High-intensity unilateral dorsiflexor resistance training results in bilateral neuromuscular plasticity after stroke.
2012 11月 カナダ
脳卒中で麻痺した足のつま先を上げる筋肉を鍛えることが出来れば、
歩行能力がより回復することがわかっている。
両側性転移でこれを解決できるか試してみたそうな。
両側性転移は一方の手足でトレーニングした力やスキルが
もう一方の手足に自動的にコピーされる現象を指す。
発症7年前後の慢性期脳梗塞患者19人について、
麻痺していない方の足の背屈筋に負荷をかけて
おもいっきり力を入れるだけのトレーニングを6週間行った。
その後、筋力や歩行能力を詳細に分析した。
次のようになった。
・つま先を上げる力が健常側で31%、麻痺側で34%アップした。
・同様に筋肉の活動量も両側で20%以上アップした。
・特に、4人の患者は足首の背屈ができなかったのにトレーニング後できるようになった。
脳卒中後何年も経って諦めていた麻痺足の筋肉が、
両側性転移を応用した健常足のトレーニングによって
再び元気にできることがわかった、
というおはなし。
感想:
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