Compelled body weight shift approach in rehabilitation of individuals with chronic stroke.
2012 12月 アメリカ
慢性期脳卒中患者への強制体重移動の効果を調べてみたそうな。
強制体重移動は、
麻痺していない足の靴の中敷きをちょっと厚くして
麻痺足側へ重心を戻す操作を言う。
18人の慢性期脳卒中片麻痺患者について、
強制体重移動の有無で2グループにわけて
リハビリを6週間行いその後の歩行、バランス能力
について3ヶ月後まで追跡調査した。
次のようになった。
・強制体重移動グループでは麻痺足の体重支持能力が大きく改善していた。
・同様に、歩行速度も10%ほど優れていた。
・これらの効果は3ヶ月後にも持続していた。
強制体重移動リハビリを6週間続けたところ、
慢性期脳卒中患者の歩行速度、体重支持能力
の対称性が著しく改善し、その効果も持続することがわかった、
というおはなし。
感想:
リハビリ病院にいたころ、私を担当してくれた療法士さんが
靴の中敷きをいじるのが好きだったので、なんとなく共感できた。
そのときにはすごくイイと思った。