The effects of Mobilization and Tactile Stimulation (MTS) on chronic upper-limb sensorimotor dysfunction following stroke.
2012 11月 イギリス
脳卒中麻痺手への"授動と触覚刺激" の効果を調べてみたそうな。
脳卒中後1年以上経過している患者8人
(左麻痺4人、右麻痺4人)について、
1日1時間の麻痺手への授動と触覚刺激を6週間行い、
その前後での改善程度を評価した。
次のようになった。
・実験前、患者の上肢機能の回復は明らかに止まっていた。
・実験後、4人の患者で特に著しい運動機能の回復が見られた。
・実験開始から改善効果が出るまでに最長で1ヶ月程度を要した。
・実験終了後も改善効果は維持された。
脳卒中で1年以上も弱っていた上肢機能を
授動と触覚刺激によって改善できることがわかった。
効果はすぐに現れることもあるし、若干の時間を要することもある、
というおはなし。
感想:
麻痺した手に授動(×受動)して さする。
これって、いわゆる促通手技のことだと思う。
なぜかちょっとガッカリ。