Action Imagery Combined With Action Observation Activates More Corticomotor Regions Than Action Observation Alone.
2012 10月 ドイツ
動作観察や運動イメージが脳卒中リハビリに良いと言われている。
それらの神経メカニズムを調べてみたそうな。
26人の健常人について脳機能MRIを施行した。
・動作観察ビデオのみの場合と
・動作観察+運動イメージを促す手の動きのビデオを見せた。
それぞれ得られた脳活動領域を比較したところ、
次のようになった。
・動作観察だけの場合、両脳半球の頭頂葉、後頭葉を含む対称的な神経活動が増加した。
・動作観察に運動イメージを加えた場合、さらに
両小脳半球と尾状核、運動前野、補足運動野の活動が増加した。
動作観察に運動イメージを加えることで
運動に関連した脳のより広範の領域を
活発にできることがわかった。
これをもとに効果的な脳卒中リハビリができるかも知れない、
というおはなし。
脳機能MRIではこんな風に見える。(ビデオ2分間)
右手の指を動かしているときのわたしの脳。
左脳運動野と右の小脳が頑張っている様子がわかる。