脳卒中患者の学歴と 認知機能の低下、再発率、死亡率との関連を調べたそうな。
486人の軽中程度の脳梗塞患者を
神経心理テストの対象とし、12年間追跡調査した。
解析の結果、次のようになった。
・学歴の長い患者は年齢、性別等に係わらず、遂行機能障害が少なかった。
・学歴があると記憶障害、失語症、視空間障害、痴呆になりにくかった。
・学歴と脳卒中再発率とは関連はなかった。
・学歴があると生存率がよかった。
脳卒中患者の学歴が長いほど認知障害や痴呆が少なく、予後も良い。
学歴が長いってことは脳が良く鍛えられているわけで、
脳卒中による障害への耐性が強いのかも知れない、
というおはなし。