Deficits in Motor Response to Avoid Sudden Obstacles During Gait in Functional Walkers Poststroke.
2012 10月 オランダ
脳卒中経験者の歩行順応能力とそのメカニズムを調べてみたそうな。
退院後の脳卒中経験者25人と健常人25人について、
トレッドミル歩行をしている最中に30個の障害物を前に落とす。
これらを避ける成功率、回避動作の解析、
関連する各筋肉の筋電波形を記録、比較した。
次のようになった。
・脳卒中経験者の障害物の回避率は明らかに低かった。
・その避け方は普通だけれど、
・筋電反応の遅れ、低下が見られ、
・回避動作中の足や関節の動きが小さかった。
軽度の脳卒中であっても、
歩行順応能力は低下し、転倒につながる可能性がある。
その背景には筋肉反応の遅れによる回避行動のミスが考えられる。
この辺りを承知してリハビリに励みましょう、
というおはなし。
感想:
これはよく分かる。
瞬間的に足に力が入らないんだ。
筋力は充分に強いんだけど、
なぜか反応が 0.数秒遅れる。
だから急いで階段を登ると
高頻度で左足がつまづく。