脳梗塞になったそろばん達人の脳の働きの移り変わりを調べてみたそうな。
そろばんの達人で、暗算もよくできる57歳女性が右脳梗塞になり、
暗算がまともにできなくなった。
彼女の暗算中の脳の働きを6ヶ月後、13ヶ月後にMRIで調べたところ、
その暗算能力の回復につれ、言語関連領域から視覚関連領域に
活動範囲が移っていった。
また、暗算中にそろばんの画像を見せると正解数が激減したことから
暗算にそろばんのイメージを使っていることが推測できた。
なにか関係がありそうだ、
というおはなし。
感想:
この女性患者は国立大学の教授で、
医学の博士号と言語聴覚士の資格を持っていて、
査読付き英語論文を20本以上書いたすごい経歴の持ち主である、
ってなことが載っている。
この情報がどう役に立つのかわからなくて
なんとなく微笑ましく感じた。
どうやらこの人のようだ。
今後に期待。