Early stroke mortality, patient preferences, and the withdrawal of care bias.
2012 8月 アメリカ
脳卒中の早期死亡率は病院治療の質
を大きく反映していると考えられている。
この院内死亡率の差が治療技術に依るものなのか、
患者やその家族の延命治療への考え方の違いに依るものなのか
を調べてみたそうな。
2009年度のある病院での脳梗塞患者の死亡率を調査したところ、
・37件の死亡またはホスピスへの転院があった。
・そのうち36件は患者もしくは家族による延命治療の中止決定のあとに起きていた。
・3人個々の血管神経の専門家によると、これら早期死亡例のうち ある程度の件数は
もし患者や家族が延命治療を希望すれば、30日以上死亡を遅らせることができたとしている。
どうやら早期死亡例の4割程度は
患者本人や家族による延命治療拒否が原因と考えられる、
というおはなし。
感想:
おとといNHKで似たような話をやっていたので興味を持った。
クローズアップ現代 「天国からの“お迎え”~穏やかな看取(みと)りとは」
以下引用
『死を間近に、この世にいない人間を見るという“お迎え”現象について、医師と社会学者による日本初の学術調査が進んでいる。自宅で看取(みと)られた人の4割が“お迎え”を体験し、そのうちの8割が死への恐れや不安が和らぎ、穏やかに看取られていった。一方、「生」を求める過剰な延命治療は、患者が「死」と向き合う妨げになっていることも分かった。いかにより良く生き、自然な死を迎えるか、医療現場の取り組みを見つめる。』