Theta burst stimulation reduces disability during the activities of daily living in spatial neglect.
2012 7月 イギリス
脳卒中後の半側空間無視は
右脳損傷によって半球間相互抑制のバランスが崩れて、
左側の健常な脳が過活動になるため
視野に偏りができると考えられる。
経頭蓋磁気刺激(TMS)は過活動にある
健常側の脳の働きを抑制することができる。
この抑制効果が日常生活動作の改善に
つながるかどうか、調べてみたそうな。
半側空間無視のある脳卒中患者の健常側の頭頂葉に
連続シータバースト刺激を1日8セット×2日間与えた。
偽刺激を与えるグループも用意して同様の治療手順を施した。
その結果、
・日常生活動作の37%に改善が見られた。
・この効果は少なくとも3週間持続した。
・この効果により神経心理学的なテストスコアも向上した。
・偽刺激グループにはこれらの改善効果は見られなかった。
連続シータバースト刺激は半側空間無視患者の
リハビリに非常に有効であることがはっきりした、
というおはなし。
感想:
かなり自信があるみたい。
過去の記事を思い出した。