半側空間無視の患者は頭の向きが普通ではない、という。
そこで、実際に頭の角度を測ってみたそうな。
右脳損傷で半側空間無視の脳卒中患者40人について、
・半側空間無視の重症度 と、
・頭の向きの3軸方向それぞれの角度
を計測した。
次のことがわかった。
・半側空間無視患者は明らかに特定方向への角度の偏りが見られた。
・その重症度と頭の角度は関連していた。
・半側空間無視が治ると頭の角度も小さくなった。
脳卒中で半側空間無視の患者は
明らかに頭の向きが普通ではなく、
このズレの大きさは半側空間無視の重症度と関連していた、
というおはなし。