リハビリ訓練の集中度を変えると
片麻痺上肢の回復に違いが出るかどうか調べたそうな。
32人の脳卒中患者について、
1回当たりの訓練を、
1時間、2時間、3時間の3グループに分けて、
週5日×6週間リハビリさせた。
訓練前、2,4,6週間後の回復程度を評価した結果
次のことがわかった。
・いずれのグループも上肢機能の著しい回復があった。
・上肢の運動機能は1回3時間の訓練グループでダントツに向上した。
・日常生活動作に関わる能力はどのグループでも差はなかった。
人一倍長い時間努力すれば
麻痺した上肢の運動機能は より改善するけれど、
すぐに手が使えるようになるわけではないことがわかった、
というおはなし。