The reasons why stroke patients expend so much energy to walk slowly.
2012 5月 ベルギー
脳卒中片麻痺患者の歩行距離当たりの
エネルギー消費量が高いことは知られている。
その理由を調べてみたそうな。
20人の脳卒中片麻痺患者について
トレッドミルを用いてその速度を変えながら
歩行中の力学的動作を解析した。
次のことがわかった。
・片麻痺患者の歩行中のエネルギー消費量は健常人の1.7倍だった。
・特に、最大歩行スピードの遅い患者は力学的仕事量が大きく、
エネルギー消費量も多かった。
・健常脚で身体を支えているときに体重心を引き上げようとする
動作がエネルギー消費量の増加につながっていた。
全力で歩いても遅い片麻痺患者は
要らぬ動作のためにやたらエネルギーを消費していることがわかった、
というおはなし。