反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)の脳卒中リハビリ効果を
脳機能画像検査で確認してみたそうな。
21人の脳卒中片麻痺患者を
・rTMS刺激
・偽のrTMS刺激
の2グループに分けて手の指運動のリハビリを行った。
rTMS刺激は10Hzのパルスを1000発、
ダメージ側脳の運動野に当てた。
これを10日間継続し、
その前後での脳機能MRI検査を行った。
その結果、
・本刺激のグループでは偽刺激グループに比べ
指を動かす正確さが著しく向上した。
・本刺激グループでは脳の皮質-視床-尾状核に渡る活動領域に変化が生じた。
・本刺激グループの病側脳の活動が増強された。
10日間の高頻度rTMS治療と運動リハビリにより
運動機能の向上のみならず、脳の活動領域も変化することがわかった、
というおはなし。
感想:
1回あたり10ヘルツ1000発なので、
要する時間は100秒→わずか1分半。
こんなに短い時間で
効果がでるのだから
まさに奇跡の治療法。
すぐに担当のリハ医に相談しなくちゃね。
オマケ:わたしの右手の指を動かしている時の脳の活動