Effects of sling and voluntary constraint during constraint-induced movement therapy for the arm afterstroke: a randomized, prospective, single-centre, blinded observer rated study.
2012 5月 ポーランド
CI療法の際、健常側の手をスリング固定(腕吊りやミット手袋)する効果について調べたそうな。
47人の脳卒中患者を次の2グループに分けた。
・スリングで健常手を固定するグループ
・自分の意志で健常手を使用しないグループ
両グループは1日5時間 x 15日間の麻痺手の集中トレーニングを受けた。
その結果、
・両グループで回復程度に違いは見られなかった。
・12ヶ月後の効果測定についても同様だった。
麻痺手を集中的に訓練したいのなら、
健常側の手を自らの意志で使わないようにすれば良い。
これ見よがしに腕を吊ったりミットを被せたりする必要は
まったくないことがわかった、
というおはなし。
感想:
CI療法で腕を吊ったり、ミットを被せたりすることは、
"なにかスペシャルなことをしている"
という演出作りに大変重要であると考える。
こんな感じかな。