イメージトレーニング、ミラーセラピーなどの際の
脳の命令の伝わりやすさについて比べてみたそうな。
脳卒中患者と健常人それぞれ30人ずつについて
つぎの各状況(A-G)で、
健常手の動きを観察し、麻痺手の動きをイメージして
病側脳から麻痺手へ脊髄路を伝わる
運動誘発電位の大きさ、遅延時間を
磁気刺激装置(TMS)を用いて測定した。
A)リラックス状態
B)運動イメージのみ
C)他人の手の動きを直接見て麻痺手の運動をイメージする
D)自分の手の動きを直接見て麻痺手の運動をイメージをする
E)他人の手の動きを鏡に映して同じ動きをイメージする
F)自分の手の動きを鏡に映して同じ対称な動きをイメージする
G)自分の手の動きを鏡に映して同じ非対称な動きをイメージする
結果は、
他人の手または自分の手の動きを鏡に映してみたときは
鏡に映さない場合に比べ、運動誘発電位が強くなり、遅延時間も少なくなった。
麻痺手側に置いた鏡に映った像を見て、
映った健常手と同じ動きをイメージすると
ダメージを負った側の脳からの信号が伝わりやすくなることがわかった、
というおはなし。
感想:
これ、
ミラーニューロン、ミラーセラピー、イメージトレーニング
のちゃんぽんになってて、
いまいち わけがわからない。
とにかく "ミラー" をつけりゃイイ って風潮を感じる。
こんな記事を思い出した。
↓
ミラーセラピーが脳に働きかける説は 文字通り "幻" かも