Slowing of motor imagery after a right hemispheric stroke.
2012 4月 カナダ
脳卒中経験者の運動イメージスピードが遅いという噂を検証してみたそうな。
37人の慢性期脳卒中患者(右脳損傷19人、左脳損傷18人)と
同性、同年齢の健常者32人について、
軽く腰掛けた状態で 指示に従って足を踏み出して戻す、
という動作のイメージと実際にかかった時間を測定し、比較した。
その結果、
右脳損傷の患者は健常人、左脳損傷の患者に比べ、
動作をイメージするのに要する時間が明らかに長かった。
左脳損傷患者(LHL)と右脳損傷患者(RHL)の各時間比較図
・実行時間(黒)よりもイメージ時間(白)が長い
・麻痺していない方の足でも同様
右脳損傷患者は視空間作業記憶に
ダメージを負いやすいためではないか…
というおはなし。