経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の慢性期脳卒中患者への適用例はよくある。
急性期脳卒中患者に試してみたそうな。
50人の脳卒中患者について、
発症翌日からtDCS治療を始めた。
損傷側の脳へ乾電池のプラス電極を貼り、
20分間通電する。
半数(25人)には偽の電気刺激を与える。
これを5日間続けて、直後と3ヶ月後の
回復具合を評価、比較した。
その結果、
・両グループ共に著しい改善を見たものの、
・偽刺激グループとの違いはまったく見られなかった。
急性期脳卒中患者にtDCS治療は
効果がないことがわかった、
というおはなし。
感想:
乾電池の電極をあたまに貼るという
一見 奇妙な この治療法を、
真剣に研究している人たちが思いのほか多く居る。
その事実 に興味が惹かれる。