Longitudinal Analysis of Balance Confidence in Individuals With Stroke Using a Multilevel Model for Change.
2012 3月 イスラエル
脳卒中患者の歩行バランスへの自信が
どのように変化しうるかを調べたそうな。
少なくとも10m程度自立歩行できる98人の
片麻痺患者および同性同年令の別の患者について、
その歩行機能、バランス能力、うつ、不安の程度を
退院後1年間追跡調査し、
これらの要素とバランス自信スコアとの関連を調べた。
その結果、
・歩行バランスへの自信は退院後1年の間に急速に向上した。
・歩行能力の低下にともなう不安、抑うつ感がバランス自信の低さに関連していた。
・転倒の多い患者は自信回復が遅かった。
歩行バランスへの自信は退院直後の1年間は低い。
PTなどのなんらかのサポートが必要かも知れない、
というおはなし。
感想:
なんとなく共感したので取り上げた。
杖をついて歩行訓練をしていた頃、
しばしば、自分の身体をコントロールできない気持ちになった。
きっとこのまま倒れて顔面強打に違いない
って思い がドドッと襲ってきて、
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
こんな感じが続いたことがあった。
わずかな筋力コントロールのミスが重大な結果をもたらす状況で、
気持ちを落ち着かせていることは健康なときでも難しい。
そして自分の経験から、
歩行に慣れたあと、
次の脳内パニックの試練は
自動車運転中に訪れる。