脳卒中リハビリへのイメージトレーニングの応用は、
大変効果がある とする研究がある一方で、
その再現方法が難しくあまり普及していない。
脳の活動をリアルタイムに測定してフィードバックできる仕組みを作り、
イメージトレーニングリハビリに応用できる可能性
について検証したそうな。
脳表面を流れる血液の酸化の程度を多数の
近赤外線センサーで観測する装置を使って、
実験1)
5人の健常人で利き手の指を順に動かす運動をして
その脳活動を検出する条件を整えた。
実験2)
24人の健常人について、利き手の指を動かそうとする
イメージを頭の中に描いてもらい
その際の脳活動を画面上のカラーバーの長さに反映して、
それを見た被験者が脳活動を増強できるかどうか
を偽のフィードバックも用いて比較した。
その結果、
・脳の特定箇所の酸化ヘモグロビンを観察
することで手指運動に関連する脳活動状況をモニターできることがわかった。
・被験者への脳活動のリアルタイムフィードバックにより
関連する脳部位の活動をより増強できることがわかった。
脳卒中リハビリのイメージトレーニング専用の
リアルタイムニューロフィードバック装置を作れそうな気がしてきた、
というおはなし。
これは面白そう。