脳卒中後の上肢麻痺の治療を 磁気刺激をもちいて、
複数の施設で実施したそうな。
慈恵医科大学病院ほか計5つの施設で
204人の慢性期脳卒中患者について、
・15日間の入院中に、
・1回20分間の低頻度経頭蓋反復磁気刺激(rTMS)を計22回、
・1日4時間の作業療法トレーニングを毎日、
行った。
その結果、
脱落者も無く治療を完了することができ、
著しい改善効果も確認することができた、
というおはなし。
感想:
この研究は、被験者数は多いけれど、
磁気刺激なしの比較対照グループを設けていない。
だから、改善効果が
1日4時間もの作業療法によってもたらされたのか、
20分間の磁気刺激によるものなのか わからない。
また、改善の程度は下図(論文から引用)のとおりで、
左右どちらが治療前、治療後なのか
一瞬判断に迷うほどの劇的な差がある。
論文にあった無精髭の男性の写真。
自分の入院経験から、脳卒中患者は人一倍身だしなみに気を配るので、
これは たぶん お医者さまの自演 と推測する。