Using marginal structural models to estimate the direct effect of adverse childhood social conditions on onset of heart disease, diabetes, and stroke.
2012 3月 アメリカ
子供の頃の社会経済的環境が脳卒中などの
発生にどの程度関連しているのかを調べたそうな。
患者データベースより
心臓病、糖尿病、脳卒中を経験した9760人を選び出し、
・幼少期の両親の教育レベル、父親の職業、出生地、住人環境、
・成人した自分の教育レベル、職業、地位、収入、家計状況
などについて調べ上げ、
1992-2006の彼らの健康状態を抽出してデータを解析した。
その結果、
・この間に、24%が心臓病、18%が糖尿病、9%が脳卒中になっていた。
・幼少期に社会経済的に厳しい状況にあった人は、
・冠動脈疾患になる危険率が3割増し、
・糖尿病の危険率が2割増し、
・脳卒中の危険率もやや増加した。
・これらの関連は成人時の社会経済状況に依らなかった。
成人してからよりも
子供の頃に貧乏だった人は
脳卒中や心臓病などになりやすいことがわかった、
というおはなし。
感想:
2年前、似たような話があったのを思い出した。
人生に苦労が多いと脳卒中になりやすくなる