脳卒中リハビリへのイメージトレーニングに関心が高まっている。
感覚麻痺患者のイメージトレーニング効果
について調べてみたそうな。
・健常人と
・感覚麻痺のある患者、
・運動麻痺のみの患者について
箱の中にある15個のブロックを一方の側から
別の側に手で移動させるテストを行い
要した時間を測定した。
イメージで移動させる時間も測定して、
実際の移動にかかった時間とのズレの割合を評価した。
また、磁気刺激検査により
イメージ時の脳脊髄の興奮性も調べた。
その結果、
・感覚麻痺があると移動に時間がかかった。
・感覚麻痺患者は麻痺手についての
イメージ能力の低下が認められた。
・感覚麻痺患者のイメージ時の
脳脊髄興奮性が異常なまでに低かった。
脳卒中で感覚麻痺を持っていると
心理的な時間処理能力が異常に低下する
ことがわかった、
というおはなし。
感想:
これはよくわかる。
麻痺手に関して物事が今どういう
状況にあるのか想像ができない、
ってことだと思う。
触覚が入ってこないと、
動作を持続することができなくて、
例えば、カバンを持っていても
いつのまにか手を離してしまうんだよね。