Optimizing recovery potential through simultaneous occupational therapy and non-invasive brain-stimulation using tDCS.
2011 11月 アメリカ
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)と作業療法(OT)
を組み合わせたときの効果をしらべたそうな。
脳卒中患者の脳損傷部位と反対側の脳に、
乾電池のマイナス極を30分間貼りつけて、
続いて作業療法を行う組み合わせを、
5日間連続して行った。(tDCS+OTグループ)
偽の電気刺激+作業療法 のグループと比較したところ、
tDCS+OTグループの方が上肢機能が顕著に向上した。
この効果は少なくとも1週間継続した。
ついでに脳機能MRIを撮ったところ、
刺激した側の脳の運動野の活動が減少していた。
これはtDCSによって損傷脳と反対側の脳の活動が
抑制されたためと考えられる、
というおはなし。
感想:
あたまに乾電池のプラス電極を貼ると
脳の働きが亢進し、
マイナス電極を貼ると活動が抑制される。
これが最先端医療技術 tDCSの原理。
じつは 19世紀にも同じようなことをやっていました。