Sex differences in risk factor distribution, severity, and outcome of ischemicstroke.
2011 11月 ポーランド
脳梗塞患者の予後の男女の違いについて調べたそうな。
1995-2007に入院した脳梗塞患者、
女性1379人(平均74歳)、男性1155人(平均69歳)について
そのリスク要因、生活習慣、発症30日後の回復具合などを調査した。
その結果、
・女性は高血圧や心臓病などの障害を持っている場合が多かった。
・女性は入院時の意識低下がしばしば。
・男性は喫煙、アルコール、心筋梗塞、一過性脳虚血発作などの経験が多かった。
・男性の頸動脈狭窄率が高かった。
・女性の前頭葉の血流障害率は高かった。
・死亡率および予後不良率は女性の方がずっと高かった。
(女性 vs 男性 それぞれ: 17% vs 13%、60% vs 46%)
女性であるという理由だけで、脳梗塞の回復不良が予想される。
女性脳梗塞患者には より集中的、長期的な治療が必要であろう、
というおはなし。