The Course of Fatigue during the First 18 Months after First-Ever Stroke: A Longitudinal Study.
2011 10月 ノルウェー
脳卒中後慢性疲労の時間経過について調べたそうな。
脳卒中後の慢性疲労感は
エネルギー切れになって、燃え尽きたような感覚であり、
悲しさや弱さ といったものとは異なる。
これらを客観的に測定する指標は乏しく、
アンケートの自己申告により評価する。
95人の脳卒中患者について、
性別、身体機能、抑うつ感、疲労度、慢性疲労の前歴
などについて、発症18ヶ月後まで追跡調査した。
その結果、
慢性疲労感の度合いは時間に依らずほぼ一定であった。
また、性別や抑うつ感による違いもほとんどなかった。
特に、慢性疲労の前歴のある患者はその疲労度が大きかった、
というおはなし。
脳卒中後の疲労度の時間変化
感想:
たしかに、急な気分の落ち込みの頻度は大きく下がったけど、
疲れやすさはあまり改善していない印象がある。
脳の中のモーターがいきなり止まっちゃったような感覚になる。