A Study of Suicidal Thoughts in AcuteStrokePatients.
2011 10月 ポルトガル
急性期脳卒中患者の自殺願望の有無について調べたそうな。
発症後4日以内の脳卒中患者177人について、
・15%の患者が自殺を考えた。
・さらにそのうちの22%は自殺を遂行するための
具体的な計画を持っていた。
分析の結果、これらの患者に共通する要因として、
・低い教育レベル
・糖尿病
・気分障害の既往歴
・うつ
が考えられた。
急性期脳卒中患者の自殺行動に注意せよ!、
というおはなし。
感想:
この割合でいくと
100人の急性期脳卒中患者がいたら
3人はわずか数日間のうちに自殺計画済み、ってことになる。
しかし、急性期じゃ身体も自由に動かないし、監視もきびしいから
本当に実行に移すのはそのうちの 1%程度だろう。
この時、自殺率としては 10万人中30人になる。
日本人の年間自殺率が10万人中24人だから
ほとんど違わない。
なんとも複雑なきぶん。