Sleep enhances implicit motor skill learning in individuals poststroke.
2008 2月 アメリカ
脳卒中患者の動作学習に対する睡眠の影響について調べたそうな。
18人の脳卒中患者と同年齢18人の健常人について、
パソコンスクリーンに映るグラフィックを追跡する動作学習を
訓練の合間に睡眠を挟むグループと
睡眠無しのグループとに分けて実施し、
前回の動作エラーからの改善の大きさを評価し 学習効果とした。
その結果、
動作訓練の合間に睡眠を取らせた脳卒中患者は学習効果が著しく大きかった。
一方、健常人では睡眠の有無に関わらず学習効果は見られなかった。
リハビリ訓練は就寝直前に行うか、
訓練の合間にお昼寝をすると効果があがりそう、
っておはなし。
感想:
先日のNHKスペシャル(脳がよみがえる)の中で紹介されていたカンザス大学のキャサリン・シエングシュコン准教授の研究。
とても感じのよい人だった。
番組の他の話はもう忘れてしまったけど、
この睡眠学習の話だけは印象的だった。
こういうシンプルな内容は好き。