Older adults with and without stroke reduce cadence to meet the demands of talking.
2011 9月 アメリカ
歩行しながら会話をする能力の違いを、
脳卒中経験のある高齢者について調べたそうな。
脳卒中経験ある高齢者24人 と、
脳卒中経験の無い高齢者12について、
曲がりくねった道を話しながら歩いてもらった。
その様子をビデオ記録して、
歩行のペース、話すスピード、流暢さ、文法的複雑さ、意味内容、
などについて分析した。
次のことがわかった。
・脳卒中経験の有無に関わらず、話しながらだと歩行ペースが低下した。
・一方、両グループともに 話すスピードは変わらなかった。
・脳卒中経験者では歩きながらだと、話す文法的複雑さと意味内容が低下した。
歩きながら話す必要があるときには、
高齢の脳卒中経験者は 特に、 ゆっくりと歩きなさい、
というおはなし。
感想:
たしかにその通りで、
一度に複数のことに気を配る能力が著しく低下
しているという実感がある。
特に自動車運転中は、他のことがまったくできなくなり、
音楽を楽しむ余裕もない。
面白いな...と思って研究者の名前を見たら睡眠学習のシエングシュコン先生だった。
見直してみると この研究(←)もそうだった。