Neighborhood Disadvantage and Ischemic Stroke: The Cardiovascular Health Study (CHS).
2011 9月 アメリカ
住んでいる地域の人々の経済的状態が
脳梗塞に及ぼす影響をしらべたそうな。
65歳以上の、白人3824人、黒人785人について、
居住地域の社会経済的状況を調査し、解析した。
その結果、
社会経済的に恵まれない地域に住んでいる白人は
脳梗塞になる危険性が、
豊かな地域の白人に比べ3割増しになった。
一方、黒人ではこのような関連はまったく見られなかった。
白人のみに見られる脳梗塞と貧困地域との関連は
行動学上の理由というよりは
生物学的な要因によるものと考えられる、
というおはなし。
感想:
もともと社会経済的に厳しい状況を強いられてきた黒人は
ストレス耐性が高くなっている、 というだけの話と思う。
こういった背景も考慮に入れているんだろうけれども、
それを生物学的要因に帰着させようとする姿勢に
人種差別を感じる。