一般に総コレステロール値が高いと脳梗塞になりやすくなる、
と考えられている。
高コレステロール血症と高齢者の脳梗塞後の
回復具合との関連について調べたそうな。
総コレステロール値が200mg/dl以上を高コレステロール血症とし、
脳梗塞でリハビリ入院した60歳以上の患者551人について
その入退院時での自立度をFIMスケールで評価した。
その結果、
・高コレステロール血症の患者の割合は26.7%だった。
・入院時のFIMスコアは高コレステーロール血症の患者で著しく高かった。
・退院時のFIMスコアも同様に、高コレステロール血症の患者で高かった。
・しかし、回復の大きさを示すFIMスコアの変化分は
コレステロール値の高い患者も低い患者も同じであった。
コレステロール値が高い高齢の脳梗塞患者は
入退院時の自立度が高い傾向が見られた、
というおはなし。