Formal Education, Socioeconomic Status, and the Severity of Aphasia After Stroke.
2011 8月 アメリカ
失語症の重症度と学歴、所得との関連を調べたそうな。
発症後24時間以内の脳卒中患者173人と、
年齢、社会経済的状況の近い別の入院患者62人を比較した。
・言語能力に関する9つのテスト(読み上げ、書き取り、その理解、口頭綴り など)のエラー率、
・学歴が12年を上回るか それ以下か、
・年齢、性別、梗塞の大きさ、
・所得額
について、それらの関連を分析した。
その結果、
言語テストのエラー率は、他の要因の違いを考慮に入れてもなお、
12年間以上教育を受けていた患者で著しく低かった。
長年にわたりしっかりと頭を鍛えてきた人は、
脳卒中になっても読み書き機能へのダメージを受けにくいことがわかった、
というおはなし。