Energy expenditure in chronic stroke patients playing Wii Sports: a pilot study.
2011 7月 オランダ
脳卒中により運動機能に制限を負ってしまうと
次第に運動不足の状態になり、さらなる病状の悪化を招くことになりかねない。
かといって運動を継続するのも容易ではない。
しかし、任天堂のWiiスポーツなら興味をもって運動を継続できるかも知れない。
そこでWiiスポーツでどの程度のエネルギー消費量が
期待できるものなのか、実際に計測してみたそうな。
自立歩行のできる慢性期脳卒中患者10人について、
Wiiスポーツのテニスとボクシングを、
それぞれ15分間ずつ、10分間の休憩を入れてプレイしてもらった。
この間、酸素消費量を計測するためのガスマスクを装着した。
座って安静にしている時の酸素消費量との比をもって運動強度(METs)とした。
中程度の運動が3-6METs、激しい運動は6METsより大とする。
結果は、 平均で、
テニスが3.7METs、
ボクシングが4.1METs
であった。
Wiiスポーツのテニスとボクシングは、
健康維持に必要な運動量を得られることがわかった、
というおはなし。