A Narrative Study of Women's Early Symptom Experience of Ischemic Stroke.
2011 7月 アメリカ
脳梗塞になったあと病院に到着するまでの時間が長いと
tPA治療を受けるチャンスがどんどん減って行く。
女性脳梗塞患者は男性に比べ病院到着時間が遅いことが知られている。
その理由を調べてみたそうな。
脳梗塞になって1年未満の、24-86歳の女性9人に面談して
発症当時の様子を語ってもらいその内容を分析した。
次のようなことがわかった。
・何気ないいつもの動作ができなくなってきて発症に気づいた。
・突然気づいたというよりも、徐々にそうなった感じ。
・その際、自分の身体を客観的に観察できていた。
・ほとんどの人はこの状況を脳卒中とは考えなかった。
・数人はこれを持病の症状の1つと考えていた。
・自分がイメージしていた脳卒中の症状とは違っていたと感じる人もいた。
・これら判断は女性固有の価値観、人生観によるところがおおきかった。
といったおはなし。
感想:
自分も脳卒中っていうのは
ハンマーで殴られるような激しい頭痛とともに
意識が遠のいてゆくものだと思い込んでいた。
ところが、
くも膜下出血を除く9割以上の脳卒中では、
そんなことは起こらない。
これを脳卒中になってから初めて知った。
結構重要なことだと思うんだけどあまり耳にしない。