Dual-task demands of hand movements for adults with stroke: a pilot study.
2011 6月 アメリカ
一般に、脳卒中患者に歩きながら頭を使う作業をさせると
歩行スピードが遅くなったりする。
上肢の運動が、歩行や話す機能に影響があるかどうかを調べたそうな。
19人の脳卒中経験者について、
麻痺手もしくは健常手を振りながら、
狭い道を歩き、かつ、または、話す、
という作業をさせてその様子を録画し、
腕の振り、歩行のリズム、話すスピードを解析した。
その結果、
・話しながらだと健常手の腕の振りの頻度が増える。
・麻痺手を振りながらだと歩行スピードが遅くなる。
・腕を振りながらだと話すスピードが速くなる。
などの傾向が見られた、
というおはなし。
感想:
こういうことが普通にあると知って安心した。
自分の場合は、特に、
自動車運転中に同乗者に話しかけられると言葉が出ない。
ごく簡単な質問でも答えられなくなる。
きっと、緊張を強いる作業の最中には
脳みその余力が枯渇してしまうのだと思う。
最近では物事を考えるのが面倒くさくなってきて、
"人生なるようになるさ理論" を信奉するようにしている。