半側空間無視があるとリハビリが思うようにはかどらない。
そこで、プリズム順応療法を併用することで
どの程度 自立が促されるのか調べてみたそうな。
38人の半側空間無視患者をプリズム順応療法グループと
比較グループとに分けた。
プリズム順応療法はプリズム眼鏡をかけて正しい方向を指し示すだけの
単純なトレーニングで、1日2回、週5日の頻度で2週間おこなった。
比較グループも普通の眼鏡をかけて同様のトレーニングをおこなった。
その結果、
プリズム順応療法グループで自立スコアの著しい改善があった、
というおはなし。
感想:
眼鏡はかけっぱなしではないようだし、
これでなぜ効果があがるのかよくわからない。
すでに98年にはこの療法が提唱さてれいる。
Prism adaptation to a rightward optical deviation rehabilitates left hemispatial neglect.
これほどシンプルなのに未だ実用化に至っていないことから、
おそらく実験室限定の、ほんのわずかな効果 なんだと思う。
プリズム順応療法で半側空間無視のADLは改善しない