筋電トリガー付き機能的神経・筋刺激法(EMG-FNMS) と、
反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS) を組み合わせたら
脳卒中上肢麻痺の治療がもっとはかどるのではないか…
と考えて実験してみたそうな。
24名の脳卒中片麻痺患者について、
・EMG-FNMS プラス rTMS
・EMG-FNMS プラス偽rTMS
の2グループに分けて10日間治療を施した。
rTMSは抑制効果のある1Hz刺激を健常脳に対して適用した。
その結果、
どちらのグループも上肢機能の改善は見られたが、
両グループではっきりとした違いはなかった。
機能的神経・筋刺激法にrTMSはまったく役に立たないことがわかった、
というおはなし。
感想:
機能的神経・筋刺激法ってハンディタイプの刺激装置がいろんな
ところから販売されていて、
日本にも似たような装置を開発している有名大学や企業がある。
今回の研究は機能的神経・筋刺激法を信奉する人たちによる
最近目につくようになってきたrTMS派の人たちへの
ちょっとした嫌がらせなんじゃないか…
と感じた。