脳卒中医療、格差なくせ
基本法制定へ超党派議連
関係者「前進目指す」
2011 4月 共同通信
夢の脳梗塞治療薬tPAの使用率が2%に過ぎないことを問題とし、
・tPAを扱える専門医と
・救急対応できるインフラ、
・すぐに救急車を呼ぶ啓発活動
の充実を求める国会議員の集まりができた、 というおはなし。
これ読んで、直感なんだけど、
tPA治療の対象になる患者は増えない、 と思った。
記憶を辿ると、
最初の症状を認識したのは入院前日の晩だった。
足の感覚の鈍さ をなんとなく憶えている。
翌朝の通勤途上でも足の違和感があった。
その後、登り階段でつまずいて転んだり、
かばんを落としたり、
財布を開く手がおぼつかなくなっていたことも
憶えているのだけれど その時点では脳卒中だとは思わなかった。
キーボードの打ち間違えを連発してようやく脳卒中の可能性に気づいたのは昼過ぎ。
ことの重大性に気づいてはいたものの、
まずは仕事に区切りをつけて、
一旦家に帰ろうとして途中で力尽きて倒れ、
救急車を呼ばれて病院に運ばれたのが16時だった。
tPAは発症後3時間以内でないと適用できないから、
自分のようなケースではまったくの問題外になる。
(自分がもし脳梗塞だったら手遅れ)
心の中で警報は鳴っていたのだけれど
すぐに病院へ避難することはしなかった。
人は自分の危機的状況をなかなか認めようとしない。
自分にだけはそんな恐ろしいことが起きるはずはない、
と深いところで信じている。
もしくは
危機から逃げてはいけない、
立ち向かわなければならない、と思うのかも知れない。
ふたたび 自分が同じ状況になったときに
救急車を呼べる自信がない …