Bihemispheric brain stimulation facilitates motor recovery in chronic stroke patients.
2010 11月 アメリカ
tDCS( transcranial direct current stimulation:経頭蓋直流電気刺激)という
頭に弱い電流を流す刺激法と作業療法を併用したところ、
慢性期脳卒中患者の上肢機能が著しく快復した、というお話。
この方法は頭に貼り付ける電極の極性を選ぶことで、
障害側の脳を活性化し、その反対側の脳を抑制することができる
というなんとも都合の良い効能を持っているらしい。
rTMS(磁気刺激療法)に比べ
仕組みが簡単なぶん実験しやすいとは思うけれど、
頭に電気を流せば問題が解決するだろう、
というあまりにシンプルな発想法に少し不安を覚える。
そういう考え方嫌いじゃないけど…