ボトックスで麻痺を治療する、といった話をよく耳にする。
ボトックスというのは、
ボツリヌス菌毒素のことで、
これを麻痺した手足に注射すると こわばっていた筋肉が弛緩して、
動かしやすくなるんだとか。
いつも思うのだけれど、脳卒中による手足の麻痺、というのは、
手足の筋肉や骨に障害や原因があるのではなく、
頭の中に由来することなんだよね。
なのに、療法士が一生懸命に手足をマッサージしたり、
ボトックスを注射したりするっていうのは、
ものすごく的がハズレている気がする。
調べてみると、このボトックス治療というのは
顔のしわ取りにも頻繁に利用されているようで、
ますます怪しい気がしてくる。