Wiiがリハビリに良いという話。
よく見かける。
実際、リハビリ病院に居たとき、手足の状態が大分回復してきたころ、
Wiiを使ったゲームを2日間(40分x 2コマ)、ほどやった。
たしかに面白いし、やる気がでる。
一時的に。
でも、 Wiiのゲームというのは身体の状態の良い人しかできない。
Wiiを楽しめるくらい元気なら リハビリ上の問題はほとんど解決している、と思う。
リハビリへの興味と意欲を喚起、維持できるというのがその有用性の根拠のようであるけれども、
果たしてこれ、 一人で自宅でもやるだろうか?
というと とても疑問である。
すくなくとも自分はやっていないし その気もない。
やっぱり作業療法士のように
仕事とはいえ 一緒に盛り上がってくれるひとがいないと面白くないものである。
そういう意味では、ひたすら輪を棒に通したり、
ただただ おはじきを拾いつづけるなどのアナログな作業でも
リハビリネタとしては十分に興味を維持できると思う。
それよりも
反射、反応速度の低下や、視野、注意力の欠損の程度に気づかせてくれるようなゲームはないかな?
これらは入院中とても不安に思ったことのひとつなのだけれども、だーれも答えてくれなかった。
ST(言語聴覚士)の検査は重症な人を見分けるためのようなものばかりだし…