つぎのような記述があった。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02857_04
... 最後に,脳卒中後うつ病(PSD)について濱聖司氏(日比野病院)が発言。氏は,PSDでは抑うつ症状に加えApathy(意欲低下)がよく認められると指摘。リハビリ中の脳卒中患者では,約半数が抑うつ気分,Apathy,両者合併例のうちいずれかを呈したという。さらに脳卒中後の機能回復に Apathyが悪影響を及ぼしているとする調査結果も提示し,注意を呼びかけた。また,脳卒中の好発部位である基底核病変はApathyと強く関連していることから,Apathyの発症が多い分,PSDが大うつ病に比べ治療抵抗性であるという見解も述べた。障害を受け入れるより回復に固執する患者のほうが実は機能回復が早く,脳卒中後の患者に機械的に麻痺などの症状を告知して無理に障害の受容を勧めることはPSDを強める場合があり,氏は,障害の告知にも個人に合わせた対策が必要と提言した。
自らの経験から、その内容に大いに同意した。
アパシー:意欲低下、
勉強になった。