The efficacy of electrical stimulation in reducing the post-strokespasticity: a randomized controlled study.皮膚表面からの電気刺激が 脳卒中後の手首筋肉の痙縮を改善できるかどうか調べたそうな。
2011 10月 トルコ
アシュワーススケール2-3の片麻痺患者を次の2グループに分けた。
・手首のストレッチのみ電気刺激は、
・手首のストレッチ+伸展筋への電気刺激
周波数100Hzのパルスを間欠的に15分間、を目安とした。
その結果、
ストレッチに電気刺激を加えたグループでの
痙縮改善効果が著しかった、
というおはなし。
アシュワーススケール:
0:筋緊張に増加なし
1:軽度の筋緊張の増加あり。屈伸にて、引っかかりと消失、あるいは可動域終わりに若干の抵抗あり
1+:軽度の筋緊張あり。引っかかりが明らかで可動域の1/2以下の範囲で若干の抵抗がある。
2:筋緊張の増加がほぼ全可動域を通して認められるが、容易に動かすことができる。
3:かなりの筋緊張の増加があり、他動運動は困難である。
4:固まっていて、屈曲あるいは伸展ができない。
感想:
この電気刺激仕様は、市販の低周波治療器のそれとほとんど同じである。
これを医療機関でやってもらうと、
低周波治療器が数十台買えるくらいの費用が生じる、と予想する。