元
Effect of subtypes of neglect on functional outcome in stroke patients.
2017 9月 イタリア
脳卒中のあとの半側空間無視は右脳損傷のケースによく見られ日常生活動作の回復におおきく影響する。
半側空間無視には3種類あって、
自分の半身を無視する personalタイプと
手の届く範囲を無視する peripersonalタイプ、
その外の空間を無視する extrapersonalタイプである。
それぞれの場合での脳卒中の回復度のちがいをしらべてみたそうな。
2002-2016にリハビリ病院に入院した右脳損傷の脳卒中患者359人の記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・130人が左方の半側空間無視で、229人には片麻痺のみで無視症状はなかった。
・このうち、46%がpersonal、69%がperipersonal、68%がextrapersonalタイプの半側空間無視だった。
・半側空間無視があると運動機能と認知機能の障害はおおきく、リハビリ入院の期間も長かった。
・特に、extrapersonalタイプとperipersonalタイプが回復度におおきく影響した。
半側空間無視が脳卒中からの機能回復にネガティブに影響することを確認した。半側空間無視の種類を考慮したリハビリが必要だろう、
というおはなし。
感想:
さらに あと2種類あって、、↓
アロセントリックな半側空間無視とエゴセントリックな、、